【音楽】東京交響楽団 第567回定期演奏会2009年05月09日

Suntory Halll
第567回 定期演奏会
指揮=ユベール・スダーン
ヴァイオリン=インゴルフ・トゥルバン
チェロ=ウェン=シン・ヤン
ブラームス:悲劇的序曲 作品81
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調「春」(マーラー版)

地味なプログラムかなと思う。渋いともいうべきか。予習の必要がない曲目でじっくりと聴くことができた。
悲劇的序曲の最初のコードがフルオケで奏でられるとき、ゾワゾワと何かが走りました。この感覚はやはり会場に来て同じ空気を感じつつ、空間の震いを体感しないと得られないモノだ。

グイグイと体を捻らせる指揮者に感応してか、オケから発せられる音楽もグイグイとその巨体を捻ってみせる。やっぱり、ブラームスはロマンティッシュなんだと。
(以下続く)

【音楽】新日本フィル定期演奏会第444回2009年04月29日

新日本フィルハーモニー交響楽団
第444回定期演奏会 トリフォニーシリーズ第2夜
平成21年4月29日

R.シュトラウス作曲 組曲『町人貴族』op.60
R.シュトラウス作曲 家庭交響曲op.53
指揮:上岡敏之
ピアノ:若林顕

小規模の編成で表現の拡張を狙った第1曲と、とてつもなく編成の大きな第2曲からなるリヒャルト・シュトラウス三昧の一夜。
第1曲はさながら室内楽のような編成で、管弦楽にソリスト級のメンバーを必要とし、第2曲はサキソフォンのフルセットなど編成が巨大で、多くのエキストラを要することから、オーケストラのひしめく東京においてすら、上演の機会がほとんど無いと思われる。しかも、町人貴族のテュッティにピアノの若林さんが参加するというなんとも贅沢な演奏会でした。

上岡さんの作る音楽はテンポや音量の幅が広く、その振幅がとても自然に感じられる。リタルダンドしてフワッと着地をするそのメロディラインのなんとチャーミングであることか。
音量の大きい方はあまり感じるところは無いのだけれど、飽和しない制御された、音楽を失わないあたりはさすがと思われる。
このあたりは、トリフォニーホールの特性が効いているかも知れないけれど、そのあたりをきちんと踏まえるのは指揮者の仕事。
小さい方の限りなく小さいその静謐さに息をのみ、体に染みていきます。

本当に、歌うように自然な息づかいが感じられます。
カーテンコールに思わず「ブラボー」と叫んでしまいました。
久しぶりです。

来年の秋に手兵であるヴッパタール響との再来日が予定されています。また、4月には日本フィルとの競演が予定されています。
いま、一番目がはなせない指揮者です。

【音楽】読売日本交響楽団2009年04月19日

みなとみらいホリデー名曲コンサートシリーズ
指揮:シルヴァン・カンブルラン
ラモー:歌劇〈ダルダニュス〉組曲から
ラヴェル:クープランの墓
ベルリオーズ:幻想交響曲
アンコール:サティ:ジムノペディ第3番(管弦楽版)
横浜みなとみらいホール

次期常任指揮者のカンブルランが指揮するオールフレンチの演奏会。数年前に、会議が早く終わってサントリーホールに駆けつけて、聴いたのが、メシアンのトゥーランガリラ交響曲。大編成の管弦楽をすっきり切り分けて聴かせる技はさすがでした。
その後、新日本フィルの定期にも出演しているが、そちらは残念ながら未聴。
その後、スクロバチェフスキーの後任に決まったと報じられた。

さて、今日の演奏ですが。ラモー、ベルリオーズ、ラヴェルとバロック、古典、印象派と様々な時代からピックアップされていてそれぞれの特徴がよく現れていました。
ラモーはバロック期でも、フランスらしい洒脱な雰囲気を持った曲だということが分かりました。
ドビュッシーではなく、ラヴェルを持ってくるあたりは指揮者のこだわりなのでしょうか。

先月の新日フィル定期で俊英ダニエル・ハーディング指揮のドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ラヴェル:ラ・ヴァルス、ベルリオーズ:幻想とそちらもオールフレンチでしたが、色彩感を感じられるプログラムに対して、今日のはフランス音楽の歴史をたどるという、また違った楽しみができるものでした。

重なっているのは、幻想交響曲でこれが聴き比べになってしまうのだが、ハーディングの演奏はいろんなところに仕掛けがしてあって、それがピリオド様式をまとっているものだから、ダイナミクスがやや唐突に変化したり、内声の動きが強調されたりとこだわりがビシバシと伝わって来る演奏で、どこでどんな表現が出てくるかを楽しむことができ、それはそれで楽しめたのですが、それだけ隅々まで練習で詰めたのだろうなと思わせるところがありました。

一方、カンブルランの演奏は意図的なメリハリはなく、かといって細部にはちゃんと目配りがされていますよということが感じらっるモノでした。
それぞれに楽しめるポイントがあり、指向性が違うので両者を比べるといってもどちらがどうということはできないですね。

どうでもいいことですが、2楽章のハープをハーディングは4台指揮台の周りに配置していました。カンブルランは2台下手後方に配置。舞台と席の位置関係が異なるので一概には言えないのですが、4台前方より2台後方の方がよく聴こえていたように思われます。

それから、3楽章のOboeのバンダは新日がステージから舞台袖に移動して演奏したのに対して、読響はあらかじめ袖に別の奏者が配置されているというスタイルでした。

Tpはコルネット持ち替えというのは両方とも同じ。それから、TrbのトップはAltTrbを使っていたというのも同じでした。EUではそれが主流なのでしょうか。

5楽章の鐘は新日の方が響きがやや重い感じがしました。
わりあい長い間鳴っているのですが、今日はそれに気がつきませんでした。大人しめに鳴っていたかも知れません。

みなとみらいホールは初めてでしたがいいホールです。入ってみてやや小振りに感じられましたが、定員は1800程度なのでそこそこのキャパシティがあるんですね。

【音楽】最近はもっぱら2009年04月13日

最近、ディスクユニオンで買い物をするケースが多い。
セカンドハンドとはいってもそんなに安価なわけではない。
ネットのCD屋で新品の値付けを見て、ほとんど変わらなかったり、バーゲンだったりすると新品の方が安かったりする。

廃盤になっているもので、欲しいモノに出会えるととってもhappyです。今回は、シェルヘン/ルガーノ管のベートーベン交響曲全集が見つかったのと、ラフの交響曲第5番”レノーレ”を見つけたのがヒットでした。

ラフの交響曲は、確か一昨年、新日本フィル・下野竜也が初演したのを聴きに行ったのではなかったか。新日本フィルの定期演奏会では、監督が振るときに一曲現代物を演奏する。
何じゃこりゃという、現代物らしい作りのモノが殆どで、開演前のレクがあっても何じゃこりゃというのが大半。

ラフは1800年代中の人だから、マーラーより少し早い時期、ブルックナーと同じぐらいの時代を生きた人だから、20世紀以降の現代物の範疇には入りません。ロマン派ぐらいになるんでしょう。帰宅してネットのCD屋で検索して見ましたら、交響曲を10曲ぐらい残している他に、協奏曲や室内楽もひととおりあるようです。

ちょっとしたきっかけから、深みにはまりこんでいくのですが(Yenufaを見に行って、Janacekにはまりました)、今回はどうでしょうか。

【音楽】ベルリンフィルハーモニー2009年04月02日

自宅でBerlinerphilhermonikerの演奏を堪能?
Digital-Concerthallに登録をして、ややしばらくはそのままにしておいたのですが、Trip to Asia the Quest for Harmonyという映画のDVDを最近買いまして、収録されているThomas AdesのAsylaという曲を試聴しましたところ、とても面白い曲でしたからもっと視聴してみたくなり、シーズンチケットを購入しました。
オンデマンドでアーカイブを視聴することができます。
もちろん、MACの付属スピーカーで聴く音ですから大したことはないのですが、何か良い感じです。
ただ、マシンスペックを要求するようで、MAC Book Proでは問題なく再生されていたのですが、G4-Quick Silverでは映像がコマ落としになってしまいます。音声は支障がないようなので良しとしましょう。

Tielleman指揮のブルックナー交響曲第8番を再生しています。